648 novel

小説の話題など色々

チューナーとなる作家

自分の文章のチューナーとなる作品があると、ちょっと安心できます。

僕の場合は、堀江敏幸さんの文章を読むとペースを取り戻せます。

 

あの上品で柔らかいタッチを模写すると、般若心経を写経するような気持ちになれることうけあい。

 

しかし、翻訳ものをチューナーにするのは危険だと思います。

春樹病ですね。

 

翻訳された小説は、リズムとか言い回しが独特でクセになりますね。

特に、海外の作品だと直喩が増えるので、そういうのは模倣したくないですが。

 

そういえば、ある知人の……Nさんの小説を読ませてもらったとき、直喩が多すぎるという指摘をさせてもらいました。

人の表現物に対して決めつけた意見を言うのもダメなんですが、やはり、ほどほどにしないといけないですね。

 

そんなわけで、日本国内の作家をチューナーにするとよいと思います。