648 novel

小説の話題など色々

2016-07-31から1日間の記事一覧

純文学作品の構造

または、純文学ぽい仕上がりにするための執筆マニュアルです。 ストーリーはシンプルだが、裏のメッセージが浮かび上がる絶妙な大道具と配役がある。カフカの城、芥川の河童などは、一見シンプルでナンセンスな舞台だが、奥に深く鋭い問題提起がある エピソ…

チューナーとなる作家

自分の文章のチューナーとなる作品があると、ちょっと安心できます。 僕の場合は、堀江敏幸さんの文章を読むとペースを取り戻せます。 あの上品で柔らかいタッチを模写すると、般若心経を写経するような気持ちになれることうけあい。 しかし、翻訳ものをチュ…